当院では超急速ガラス化法によって胚凍結を行っています。
超急速ガラス化法は、氷の結晶により細胞膜を傷つけることなく、胚盤胞を凍結保管できます。
胚の保管は、専用のプラスチックのフィラメントの上に少量の凍結保護剤と一緒に胚を乗せ、液体窒素に直接投入することによって行われます。
当院では、原則培養5日目、6日目に胚盤胞になった胚を凍結保存しています。
当院ではリプロライフ社のクライオテックを使用しています。
クライオテックは、トレハロースを使用したことにより、ガラス化形成能が高まったため、他社よりも凍結保護物質の濃度が低いことが特徴です。
そのため、ガラス化史上最も卵に優しい凍結保護液と言われており、着床率や妊娠率の向上が期待できます。