漢方治療

漢方外来とは

漢方外来とは

西洋医学の不妊治療に東洋医学のアプローチを加えることで、妊娠しやすい体質に導くことを目指します。 月経痛、PMSだけでなく、冷え性、ストレス、むくみ、何となく調子が悪いというマイナートラブルを改善することで、体調を整えていきます。

その結果として妊娠しやすい体質に近づくと考えております。
お一人おひとりの患者様と相談し、その方の体質に合った漢方薬を処方いたします。

不妊症の原因はさまざまで、同じ症状でも処方する薬が違う場合もあります。
また、外来に来ていただき、ご自身の状況をお話しいただくことも治療の一環です。
お話を伺いながら、患者様の不調の原因がどこにあるのか探ってまいります。
さまざまな症状にお困りの方は、ぜひ漢方外来でご相談ください。

漢方外来とは

西洋医学の不妊治療に東洋医学のアプローチを加えることで、妊娠しやすい体質に導くことを目指します。

月経痛、PMSだけでなく、冷え性、ストレス、むくみ、何となく調子が悪いというマイナートラブルを改善することで、体調を整えていきます。

その結果として妊娠しやすい体質に近づくと考えております。お一人おひとりの患者様と相談し、その方の体質に合った漢方薬を処方いたします。

不妊症の原因はさまざまで、同じ症状でも処方する薬が違う場合もあります。 また、外来に来ていただき、ご自身の状況をお話しいただくことも治療の一環です。

お話を伺いながら、患者様の不調の原因がどこにあるのか探ってまいります。さまざまな症状にお困りの方は、ぜひ漢方外来でご相談ください。

東洋医学からみた不妊症

東洋医学では人間の体を、肝・心・脾(西洋医学の胃腸)・肺・腎の五臓器に分けて考えます。
この五臓のどこに不調があっても体調が悪くなりますが、
不妊と特に関係が深いとされているのは、肝と腎です。
臨床では、腎虚、肝鬱、痰湿、瘀血、脾虚に分けられます。

腎虚

腎気が虚弱になると、生殖機能が衰退します。
症状としては、めまい、脱毛、膝や腰 のだるさ、性欲減退、無月経などがあります。
栄養不良、性生活の不摂生、慢性病による消耗、老化などで発生します。

肝鬱

肝の気の流れがうっ滞した状態のことです。
症状は、憂鬱感、情緒不安定、のぼせ、耳鳴、息苦しさ、月経痛、PMSなどがあります。
精神的な緊張(ストレス)によって発生します。

痰湿

水分の流れが悪くなり、排泄されるはずの水分が体にたまった状態です。肥満や脂っこい物の過食により発生します。
月経周期の遅延、帯下の異常、めまい、動悸、吐き気などの症状があります。

瘀血

何らかの原因で血液の運行が順調でない、またはうっ滞している状態のことです。
瘀血の原因はさまざまで、外傷、血行障害、気滞、気虚などがあります。
症状は、顔色が悪い、冷えのぼせ、便秘、頭痛、肩こり、月経痛、月経周期の遅延、無月経などがあります。

脾虚

脾(胃腸)のエネルギーや血液が不足した状態のことです。
飲食の不節生、精神的なストレス、疲労、先天性の虚弱などにより発生します。
症状は、元気がない、疲れやすい、食欲不振、少食、便秘、軟便、悪心、浮腫などがあります。

東洋医学では人間の体を、肝・心・脾(西洋医学の胃腸)・肺・腎の五臓器に分けて考えます。
この五臓のどこに不調があっても体調が悪くなりますが、不妊と特に関係が深いとされているのは、肝と腎です。 臨床では、腎虚、肝鬱、痰湿、瘀血、脾虚に分けられます。

腎虚

腎気が虚弱になると、生殖機能が衰退します。
症状としては、めまい、脱毛、膝や腰 のだるさ、性欲減退、無月経などがあります。栄養不良、性生活の不摂生、慢性病による消耗、老化などで発生します。

肝鬱

肝の気の流れがうっ滞した状態のことです。
症状は、憂鬱感、情緒不安定、のぼせ、耳鳴、息苦しさ、月経痛、PMSなどがあります。精神的な緊張(ストレス)によって発生します。

痰湿

水分の流れが悪くなり、排泄されるはずの水分が体にたまった状態です。肥満や脂っこい物の過食により発生します。月経周期の遅延、帯下の異常、めまい、動悸、吐き気などの症状があります。

瘀血

何らかの原因で血液の運行が順調でない、またはうっ滞している状態のことです。

瘀血の原因はさまざまで、外傷、血行障害、気滞、気虚などがあります。症状は、顔色が悪い、冷えのぼせ、便秘、頭痛、肩こり、月経痛、月経周期の遅延、無月経などがあります。

脾虚

脾(胃腸)のエネルギーや血液が不足した状態のことです。飲食の不節生、精神的なストレス、疲労、先天性の虚弱などにより発生します。
症状は、元気がない、疲れやすい、食欲不振、少食、便秘、軟便、悪心、浮腫などがあります。

漢方外来の流れ

来院時

漢方外来専用の問診票に記入していただきます。

診察

四診を行います。※四診とは、望診・聞診・問診・切診のことです。

四診

記入していただいた問診票をもとに、四診(望診、聞診、問診、切診)により患者様の体質を診断(証をとるといいます)し、漢方薬を処方いたします。

聞診(ぶんしん)

耳で聞き、鼻でにおいをかいで診察いたします。声や呼吸の状態、口臭や体臭なども重要なポイントとなります。

望診(ぼうしん)

目で見て診察する方法です。顔や肌の色、舌の状態を観察いたします。

問診(もんしん)

患者様との会話を通して、全身について様々な情報を集めます。
困っている症状はもちろんのこと、痒みや痛み、冷え、むくみなど、
本人にしかわからないことが多数あります。
また、東洋医学の問診では、過去の病気、普段の生活習慣、精神状態、家族の健康状態など、
病気とあまり関係がないと思われることも重要視されます。
これは、病気ではなく人間をみるという東洋医学の特徴です。

問診(もんしん)

患者様との会話を通して、全身について様々な情報を集めます。困っている症状はもちろんのこと、痒みや痛み、冷え、むくみなど、本人にしかわからないことが多数あります。

また、東洋医学の問診では、過去の病気、普段の生活習慣、精神状態、家族の健康状態など病気とあまり関係がないと思われることも重要視されます。

これは、病気ではなく人間をみるという東洋医学の特徴です。

切診(せっしん)

患者様の体にふれて診察する方法です。主に左右の脈をふれて調べます。

処方とフォローアップ

証にあった漢方薬を、まずは4週間分処方いたします。 4週間後に再度お話をうかがい、効果判定を行います。
当院で処方する漢方薬は、エキス剤です。保険診察の対象となります。

*注)
漢方外来は、当院で不妊治療を行っている方のみ対象となります。
漢方外来のみ希望の方はお断りしております。
ご理解の程よろしくお願いいたします。

不妊治療と漢方の関係性

不妊治療と漢方の関係性

妊娠しにくい方の特徴として「冷え」がよくあげられます。

冷え性は基礎体温が低い方に多く見られます。基礎体温を高くするだけで、体の巡り(血流)がよくなり、冷えの解消だけでなく卵子の状態も改善し、妊娠しやすくなるとも言われています。

その他、

  • 末端冷え性
  • むくみやすい
  • ストレスがある
  • なんとなくだるい
  • 基礎体温が低い
  • 寒いときでも冷たい飲み物を飲む

なども、妊娠しづらい方の特徴になります。

不妊の原因はさまざまで、同じ症状でも処方する薬が違う場合もあります。
また、外来に来ていただき、ご自身の状況をお話しいただくことも治療の一つです。
お話をしながら、原因はどこにあるのか探ってまいりますので、ストレスや冷え、むくみがひどい方などは、まず漢方外来でご相談ください。

基礎体温と妊娠の関係

月経周期により変動する体温を基礎体温といいます。
正常な基礎体温であれば、低温期と高温期に分かれていて、排卵後に少し低くなってから高温期に移行するため、妊娠可能なタイミングを見つけることができます。

しかし、腎の不調や、気血水の不足や滞りがあると乱れ、正常な基礎体温が維持されなくなり、妊娠しづらい体質となることがあります。
妊娠の準備のためにも体の状態を知ることは大切になるので、一つの目安として活用しましょう。

血虚タイプ 経血量が少ない
めまい、ふらつきがある
肌や髪が乾燥する
顔色が青白くツヤがない
爪が割れやすい
子宮の健康状態を保ち、月経や妊娠、出産に備えた血が不足している可能性があります。
気虚タイプ 疲れやすい
疲れが抜けない
カゼをひきやすい
食欲がない
胃腸が弱い
冷えが気になる
朝起きるが弱い
基礎体温を維持する気が不足している可能性があります。卵子を子宮に留める力が弱り、早産や流産を起こしやすい体質です。
気滞タイプ ストレスが多い
イライラする
怒りっぽい
腹部のハリがある
便秘や下痢がある
正常な排卵のリズムを維持するのに必要な気血の巡りが滞っている可能性があります。ストレスや冷えは気血の巡りの悪化に繋がります。
腎陽虚タイプ 顔色がくすんでいる
末端がひえる
足や腰がだるい
軟便
頻尿
子宮を温める力が不足している可能性があります。生殖機能の低下も考えられるので、無排卵になっていることもあります。
腎陰虚タイプ ほてりやのぼせが気になる
めまいがする
目のかすみ
寝汗が多い
栄養や潤いのもとの腎陰が不足し、熱を帯び、かつ乾いている可能性があります。子宮を養うことができず、排卵が遅れ気味になることもあります。
気血両虚タイプ 疲れがとれない
食欲がない
胃腸が弱い
めまいやふらつきがある
経血の色が薄い
不正出血、月経が長びく
元気な卵子を作るための気血が両方不足している可能性があります。無排卵のこともあります。
  • お二人の気持ちを
    大切にしながら

    まずはご夫婦の気持ちに寄り添い、
    治療の希望や方針を相談し、
    治療内容についてご理解と
    ご納得をいただいた上で、
    治療を進めて参りたいと思います。

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